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Bianchi Fun Night 2014

2/28に自由が丘のBianchi Cafe & Cyclesで開催されたBainchi Fun Nightのメモです。来日中のイタリアのマーケティングチームがInfinito CVを中心に解説を実施しました。
聞き間違い等もあるかと思うので、ここに書いてある内容はチラ裏程度の認識で...。

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Bianchi取り扱いバイクについて

Road、MTBやCityTrekkingは日本でも取り扱っているが、e-bike(電動アシスト自転車)にも力を入れている(補足 : サイトを確認しましたが、e-bikeの取り扱い国はまだかなり限られている)。
また、サイクルヨーロッパジャパン代表の木村氏としては女性モデル(DAMA BIANCA)を取り扱いたいそうですが、需要が限られるらしく...なかなか難しいようです(※)。参加者からの質問に「子供向けモデルは扱わないのですか?」との問もありましたが、同様に需要の面から厳しいそうです。

※ 後日某店スタッフさんとお話した際に、「数年前に扱った時期があったが売上が芳しくなく...」とのお話がありました。ここ数年はロードバイクに興味を持つ女性も増えてきたと思われるので、扱いを再開すると良いと私は思うのですが...。

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国内に(おそらく...)1台しか存在しないDAMA BIANCA仕様のInfinitoCV Ultegra6800。基本的な構造、ジオメトリは通常仕様のInfinitoCVと同一です。

バイク開発について

最近は大型3Dプリンタを活用して、Rapid Prototyping(設計したバイクをそのまま3Dプリンタを利用して作成しテストする)で実施している。
Infinito CVに使用しているCountervailはMaterial Sciences Corporation社と2年のリードタイムで共同開発した素材、自転車用素材としてはBianchi独占供給のようです。Countervailですが、(さすがにデメリットは?と聞かれても...言うわけもなく)特に重量、剛性面でのデメリットはなく振動吸収性(通常のカーボン素材のバイクと比べて80%)を向上しているそうです。InfinitoCV以外のモデルへの適用については「お待ちください」というような回答でしたので、他モデル(個人的な想像ではOltreあたり)に適用されるのではと言った感じです。

InfinitoCV

「乗り手に疲労を残さないがハンドリング性能は追求する」をコンセプトとして開発したバイク。カーボンフレームは吸収性が高いと言われているが、InfonitoCVは完全とはいえないがかなりの割合で路面からの振動をキャンセルできる。
当初は「Infinito」のを冠さず別の名称にすることも検討された、C2Cカテゴリのジオメトリを採用しているがレースシーンにも十分活用できるとのことです。今シーズンからサポートするBelkinの選手も、OltreではなくInfinitoCVをレースに使いたいとの声もあるそうです。

トリビア

完成車の状態で日本に入ってくるOltre(全て)、InfinitCV(半分くらい)はイタリアのBianchiファクトリで組み上げられる。イタリアのBainchiファクトリでRepart Corsaモデルを組み上げる際は、1人の担当が1台の全工程を担当する(1台を複数のスタッフが担当しない)。イタリアのBainchiファクトリでRepart Corsaモデルを組み上げるスタッフは6名で熟練のスタッフが担当する。残りは台湾の業者(名前は出せないが他メーカーも利用する業者...らしい)が組み立てを実施するが、イタリアのBianchiファクトリとの違いは存在しない。
(どのモデルか分からないが)フレームのうち50本のうち1本は検査のために潰す(50本がロット単位なのでしょうか?)ことでロット単位での製造時の問題を検出している。
Belkinに供給しているInfinitoCV、Oltreは素材を変えたスペシャルバージョンではなく市販品と同一のフレーム。

20名程度の参加者でしたがアットホームなイベントでした。
サイクルヨーロッパジャパンとしては色々とイベントをしたいとのことなので、今後もこのようなイベントが継続されるといいなと思いました。

cf.

【Bianchi Cycles(自由が丘)】 先日、"Bianchi Fan Night"が開催されました
http://bianchicafecycles.jp/information/?p=4003

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